卒業式の思い出〜幼稚園から大学まで〜

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今朝,晴れ着姿の学生を見かけた。

どうやら今日は卒業式らしい。

卒業式にはどうもあまり良い思い出がない(^_^;)

 

【幼稚園の卒業式】

園児全員で,ビートルズのイエスタデイを英語で歌った。

親たちは感動して泣いていた。

しかし,ものすごく怖い先生に,「いえすたでー おーまいとらぼー しーそー ふぁうぇー」と,ひらがなの歌詞をスパルタで教え込まれた記憶しかない。。。

【小学校の卒業式】

卒業証書を授与される際,「はい!」と立派な返事ができるか心配だった。

「卒業式の返事に6年間のすべてが出る!」と先生のプレッシャーは半端なく,予行練習を繰り返した。

しかし,本番では緊張から声がかすれて,失敗。

「おれの6年間は終わった……」と顔を上げられなかった。。。

【中学校の卒業式】

当時,女子は,卒業する片想いの男子に,学生服のボタンを記念にもらう習慣があった。

おくてだった私はそうしたことに無頓着で,よく知らない女子に頼まれて「おれ?ああ,いいよ!」と第1ボタンを渡した。

しばらく歩いていると,またもよく知らない女子に頼まれて,「何に使うの?まあ,いいけど!」と第2ボタンを渡した。

 

「第2ボタンは本命にしか渡さない」と知ったのは後日のことだった。。。

【高校の卒業式】

大学受験を控え,とにかく落ち着かない気分だった。

卒業式用に,初めて自分で選んで買ってもらったスーツを着ていたが,どうも周囲から浮いている気がした。

当時,バブルはとうに弾けていたはずだが,私が選んだのはアメフト選手並みの肩パッドが入った,超バブリーなダブルのスーツだった。

時代を読み違えた私は受験問題も読み違えたのか,ほどなく不合格通知が届いた。。。

【大学の卒業式】

サークルの後輩たちと朝まで飲み明かした。

1次会は後輩が負担し,2次会以降は卒業生が負担するルール。

3次会,4次会,5次会と進むにつれ,ここぞとばかりに後輩たちの高額な注文が増えた。

「さすが先輩!」というおだてに乗り,前の晩に財布に4、5人はいたはずの福沢さんが翌朝にはすべて失踪されていた。

 

幾人もの福沢さんと引換えに後輩たちの体内に吸収された高価な水分が、黄金色の朝陽を浴びながら笑い声とともに無用の水分として川に放出され,やがて海へ帰る諸行無常を思うと,自分も笑いながら川に飛び込みたくなった。。。

【卒業式まとめ】

卒業式は終わりではなく,新たな始まり。

思い切り感傷に浸った後は,思い切り走り出そう!

旅立つ皆さんに,幸多からんことを!

 

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