努力できる脳、努力できない脳の見分け方

努力できる脳、努力できない脳の見分け方

人間は生まれつき,「努力できる脳」「努力できない脳」があることを知っていますか?

自分が「努力できる脳」か「努力できない脳」か,簡単にわかるテスト方法を紹介します! 

【目次】

【努力できる脳,努力できない脳〜テスト方法〜】

テスト方法は簡単!

 

机の上に利き手でない手を置き(右利きであれば左手),21秒間,小指で机を100回叩いてください!

 

自分が「努力のできる脳」か「努力のできない脳」か知りたい方は,この後ネタバレ解説するので,いったんここで読むのを止めて,挑戦してみてください。 

f:id:a-kikutti:20190214222000j:plain

【努力できる脳,努力できない脳〜テストからわかること〜】

実際にやってみましたか?

やってみるとわかりますが,けっこう難しくて,もどかしいストレスを感じます。

 

21秒間,全力で叩いた人は,「努力できる脳」!

めんどうだなあと思って適当に叩いた人は,「努力できない脳」です!

 

ちなみに,私は全力で取り組みましたが,100回はとても叩けませんでした(笑)

努力できる脳,努力できない脳〜脳機能のちがい〜】

このテストは,アメリカのヴァンダービルト大学のマイケル・トレッドウェイが率いるチームの実験結果に基づきます。

 

実験参加者には,事前に報酬が与えられることが伝えられます。

 

実験参加者の脳を調べると,「努力できる人」は「左線条体」「前頭前皮質腹内側部」が,「努力できない人」は「島皮質」が,それぞれ活発に活動していることがわかりました。 

(左線条体前頭前皮質腹内側部は「快感」,島皮質は「損得計算」を司る部位だそうです)

 

つまり,「努力できる人」は,「しんどいことを乗り越えて達成できたら,気持ちいい!」と報酬・成功を快と感じる機能が高い。

 

「努力できない人」は,「こんなしんどいことやっても,意味ないでしょ」と冷静に損得計算する機能が高い,ということです。

努力できる脳,努力できない脳〜もし努力できない脳だったら?〜】

もし,「努力できない脳」だった場合,どうすればいいのでしょう?

 

じつはこの話,週刊モーニング講談社)に連載中「ドラゴン桜2」で紹介されています。

 

もし「努力できない脳」の場合,「島皮質」を抑え込み「脳をだますこと」がポイントで,「バカ」と書いたハチマキを頭に巻くことが勧められています!(笑)

 

「努力できない脳」の人が,本気で変わりたい!どうしても達成したい!という目標があるのなら,「バカ」ハチマキを巻くのもありかもしれません!

 

詳しい内容はこちら。

 

「バカ」ハチマキ以外にも,受験生はもちろん大人も目からウロコ話が盛りだくさんでオススメです!

ドラゴン桜2(7) (コルク)

ドラゴン桜2(7) (コルク)

 

 

努力できる脳,努力できない脳〜努力は必要?〜】

ところで,そもそも,努力は必要なのでしょうか?

 

一般的に,コツコツ努力を続けることは成功の近道であり,美徳とされます。

でも,本当にそうでしょうか?

 

私は,「努力」「根性」「気合い」という言葉が嫌いです。

「苦しい努力」はしない方がよい,いや,すべきでない!とすら思います。

 

なぜなら,「苦しい努力亅は,やみくもで,非効率的で,幸福感を低下させ、えてして結果的に報われないケースが多いためです。

 

さんざん我慢して,苦しくて,つらい思いをしたあげく,結果も出なかったら目も当てられまず,何が悪い!世の中が悪い!と,恨みつらみの人生になってしまうかもしれません。

 

そんな生き方,とても幸せとは思えません。

 

好きで取り組む「楽しい努力」はいいですが,「苦しい努力」は避けることで,人生の幸福度は確実に上がると思います!

努力できる脳,努力できない脳〜まとめ〜】

「努力できる脳」の人は素晴らしいことですが,理不尽な「苦しい努力」に陥らないよう注意が必要であり,「努力できない脳亅の方が生物の本能としては正しいのかもしれません。

 

まじめな日本人は「苦しい努力」に陥りがちであり,「苦しい努力」を避ける「努力」こそ,幸せに生きるために大切ではないでしょうか?

 

あわせて読みたい

私たちは日常的に 「頑張れ!」「頑張ってね!」といいますが,それってどうなんでしょう?

みんな,十分に頑張っていますよね?

www.kikutti.com