【保存版】初心者がマラソンを始めるのに必要な装備一式とは?(7,000字)

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こんにちは。

ウェルビーイング・クエスター(心と体のしあわせ探究家)きくっちです。

 

先日,私は初マラソンに参加しました。人生初マラソンにしてフルマラソン。準備期間1ヶ月だったので,どえらい目に遭った話(笑)は以前書きました。

 

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あらゆるスポーツの中で,時間的,消費カロリー的に最も過酷な競技のひとつであるフルマラソンを完走するには,十分な装備が必要です。


これからマラソンにチャレンジしようとする人のために,今回は「マラソンに必要な装備」をご紹介します。

 

 

【この記事を読んでほしい人】

ラソンにチャレンジする予定だが,何が必要かよくわからない人。

何を基準に選んだらいいか,迷っている人。

 

【装備一覧】

ラソンは,けっこう様々な装備が必要です。

上(頭)から順に,必要な装備と「選ぶポイント」をご紹介します。

 

【1.帽子】

頭皮,眼を陽射しや多少の雨から守るため,帽子は非常に有効です。かぶるかかぶらないかで,疲労度が全然違います。

 

<ポイント>

「サイズはちょうどよいか?(ベルトなどで調整できるとベター)」「かぶってみた感じがしっくりくるか?」「通気性が良いか?」をチェックしましょう。

 

3〜6時間近くかぶるモノで,メーカーやモデルにより形がけっこう異なるので,「実際にかぶってみた感じがしっくりくるか?」の確認は大切です。

値段は2,000〜3,000円前後のものが多いです。

 

私が実際に使ったのは以下のモノ。

軽く,感触がソフト,サイズ調整可能,通気性十分,フィット感も良くて,デザインも気に入っています。 

 

【2.サングラス】

これは悩みます。

特に私のように近視で,ふだんメガネを使用している場合,「コンタクト&サングラス」にするか「度入りサングラス」にするか,悩みどころです。

 

<ポイント>

「サイズ感と重さはちょうどよいか?」「ゆるすぎないか,頭を締めつける感じがしないか?」を,実際にかけてチェックしましょう。

走ると上下に揺れるので,その場でかるく走ってブレないか?の確認も重要です。

 

私は,「マラソンを走るのは今回限りだろう」と考え,「コンタクト&サングラス」を選択しました。度入りサングラスだと,選択肢がかなり狭まるうえ,値段も跳ね上がるためです。

しかし,練習の度に使い捨てタイプのコンタクトを入れ,走ったらすぐ捨てるのはもったいない。

 

しかも,大会終了後も走るのがそこそこ好きになり,走る習慣ができたので,今となっては「多少高くても,度入りサングラスを買えばよかった」と考えています(苦笑)

JINSなど,度入りサングラスが1万円弱で買えるのでお手頃ですが,選択肢が少ないのが少々難点です。

 

私が購入したのは以下の商品です。

 

さすが,オークリー!

イチローはじめ多くの一流アスリートが愛用しているだけあり,デザイン、機能ともに申し分ありません。

ラソン以外にも,海水浴やスキーなどのアウトドアシーンでも使えるので,あらゆる場面で使いたおすつもりです(笑)

 

【3.上半身ウェア(Tシャツ)】

<ポイント>

綿などの天然素材は肌触りが良いですが,汗をかくとベタついて重くなり体温を奪います。

「発汗機能が優れているか?」「長時間着ても肌ストレスがない素材か?」を基準に選びましょう。

これも,面倒がらずに試着してみることをオススメします。

 

また,「機能面」に加えて「デザイン」も,かなり重要です。

けっこう値は張ったのですが,心から気に入ったデザインのものを購入したことで,走るたびにテンションが上がり,走ることが楽しみになりました。

 私が購入した物はコレ。 

 

 

ふだんバドミントンをするので,バドTシャツで代用することもできたのですが,マラソン用に購入して正解でした。

「カッコつけて形から入る」ことは大切です!(笑)

 

【4.腕時計】

<ポイント>

「デザイン」「用途」「機能」で選択肢を絞りましょう。

ラソン用腕時計だと,ガーミンやエプソンが有名ですが,いずれも「デザイン」がイマイチと感じました。

大きい方が視認性は良いかもしれませんが,「ザ・マラソン!」という感じで,フェイスが大きくてゴツい。

 

加えて,値段が高い!ふつうに3万円とかします。

今後,何回走るかわからないマラソンのために,そこまでの投資はできない。

「用途」がマラソンだけじゃなく,ふだん使いしたい!と考えた結果たどりついたのが,アップルウォッチでした。

 

「機能面」は,「走った距離・時間」「ラップ(1キロあたりのタイム)」「心拍数」の3つがわかれば十分です。

アップルウォッチはこれらを十分に満たしているし,アップルウォッチじゃなくてもこれらの機能を満たす腕時計であれば,それでよいと思います。

ちなみに,アップルウォッチの心拍数管理機能は,ふだんの体調管理にも役立っているのでオススメです。

 

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【5.下半身ウェア①(下着,タイツ)】

<ポイント>

「発汗機能」「肌ストレスがないか?」が大切です。

 

私は上下ウェアを買った際,店員さんに勧められて,機能性アンダーウェア(パンツの代わりに履く下着)を購入しました↓

 

骨盤を安定させることでパフォーマンスを上げ,疲労を軽減するとのこと。

が,履いた時と履かない時の明確な違いは,正直わかりません!(苦笑)

 

せっかく買ったので,走る時や運動する時はせっせと活用していますが……

ということで,下着は発汗性が良く,肌ストレスがなければ十分と思います。

 

また,機能性アンダーウェア同様,機能性タイツもマラソンランナーには定番です。

お店で,ワコールのCWXをイチロー選手や田中将大選手が着て練習する映像が流れており,「イチローとマーくんにオススメされて,断るわけにはいくまい!」と購入(笑)

 

 

段階着圧で腰,股関節,おしり,ふともも,ひざ,ふくらはぎを安定させ,とまる,ねじる動きから守り,着地の衝撃を減らし,筋肉疲労を軽減。

しかも吸汗速乾素材で,UVカットと良いことづくめなのですが……

これまた正直,違いがよくわからない!(苦笑)

 

走る時は毎回,微妙に体調が異なるので, 「タイツを履いたから,疲労が少なかったのか?」「もともと体調が良かったから,疲労が少なかったのか?」全く同一条件の比較ができないのです。

 

特にこのタイツは19,000円もするので,「半額の9,000円くらいのタイツではダメなのか?」「そんなに効果が違うのか?」と聞かれると,

「まあ,そんなに違わず,だいたい同じようなものじゃないかなあ?」という気がします(笑)

 

もちろん,イチローやマーくんがアスリートととしての信用を賭けてCM出演するくらいですから(と信じている),CWXタイツは実際に使い続けることでわかる相応の良さ,エビデンスがあるのでしょう。

 

安いタイツをいろいろ試した末にCWXにたどり着くくらいなら,「安物買いの銭失い」になるくらいなら,イチローとマーくんにダマされたと思って買ってみよう!」と決断した次第です。

 

強いて不満を挙げるなら,やや窮屈な感じがします。

しかし,以前SKINSという疲労回復タイツを履いていた時も同じような感覚だったので,「タイツはみんな,こんなものだろうなあ」と思います。

 

【6.下半身ウェア②(短パン)】

<ポイント>

通気性,発汗性は当然として,「走る時,太ももに当たって邪魔にならないか?」を確認します。

 

短パンをタイツの上から履けば全然気になりませんが,そうでない場合は,長時間に渡って太ももとの摩擦が生じるとかなりのストレス。

実際に試着して,足を動かしてみるのがオススメです。

ラソンパンツ全般がそうですが,丈はあまり長くない方が良いと思います。

 

私が使用しているのはコレ。

ラソンパンツはポケットがないタイプが多いのですが,これはファスナ―付きポケットと携行食を入れられる細長いポケットがあり,重宝しています。

 

 

【7.ボディバッグ】

<ポイント>

できる限り軽いに越したことはないものの,あれこれ心配すると持ち物が増え,悩むところです。

「何を携帯するか?」を明確にしましょう!

何を携帯するかによってベストなバッグは異なり,練習と本番で異なる場合もあるでしょう。

 

持ち物を最低限に絞れば,鍵,スマホ,小銭くらい。これだけであれば,小さいウェストポーチのようなもので十分です。

 

最大の問題は,重くてかさばる「飲み物」。

エイドステーションでの水分補給が可能な大会本番は,飲み物を携行しなくてよい場合もあるでしょう(エイド補給で足りない人は携行する必要があります)。

練習の場合,走る時間・距離が短い,あるいは汗をかかない季節であれば飲み物は不要ですが,そうでない場合は必須です。

 

さらに,中長距離を走る場合は,エネルギー補給のための携行食を持った方が良いケースもあります。

しかし,長時間,長距離を走るのであれば,できる限り重さ,かさを減らしたい……

 

最低限必要なモノを,特にドリンクを入れてコンパクトに収納できるバッグはないものか?

と悩んだ末に出会ったのが,下記の商品。

このFlip Beltであれば,バッグ自体の軽さや体へのフィット感が申し分なく,鍵,スマホ,小銭,310mlドリンク,携行食料もスマートに入ります!

 

FlipBelt(フリップベルト) フリップベルト専用 ウォーターボトル 11オンス(310ml) FBWB11

FlipBelt(フリップベルト) フリップベルト専用 ウォーターボトル 11オンス(310ml) FBWB11

 

 

5,400円(バッグ本体4,000円,ドリンクボトル1,400円)とけっこうなお値段ですが,練習も本番もこれひとつでしっかり対応!

ブラック,グレー,ピンク,アクア,パープル,グリーン,イエロー,レッドと,カラーバリエーションも豊富でオシャレです。

 

ファスナーではなく,スリットから入れるシンプルな構造のため,簡単にモノを出し入れできるのに,体にピタッとフィットするので落ちる心配はなし。

柔らかい吸水速乾素材で,ランニング後には洗濯機でサッと丸洗いもできるので,自信を持ってオススメします。

 

【8.ソックス】

<ポイント>

ポイントは,ある程度の分厚さがあり,靴との摩擦から足を保護してくれること。

 

「足裏全体で地面を捉えられる」とお店の人から勧められ,五本指ソックスを使用していますが,これまた正直,指が分離していない普通のスポーツソックスとの違いがわかりません(苦笑)

 

ふだんから,足の皮がむけたり,爪が剥がれたりといったトラブルはほとんどなく,足が丈夫なのかもしれませんが,ソックスはあまりお金をかけず,お手頃なもので問題ないのではないか,と思います。

何か他のスポーツをしていて,ある程度の分厚さがあり,デザイン的にも不自然でなければ,わざわざ買わなくていいのではないかと思います。

 

【9.シューズ】

<ポイント>

クッション性が高いこと,足指が当たらないこと,あとデザインが大切です。

 

初心者は,筋肉や関節が走ることに慣れていないため,クッション性の高いソールで堅い道路からのショックを吸収した方が無難です。

筋肉,関節,骨がマラソン対応になっていないうちは,ケガ防止のため「軽さ」より「クッション性」を優先しましょう。

 

また,私はあまりむくんだりしない方ですが,長時間走っていると血流が増えて足が大きくなり,特につま先は繰り返し靴内部で接触します。

できれば,足がもっともむくんで大きくなる夕方〜夜に試着し,正確な足のサイズより12センチは余裕を見た方がいいでしょう。

 

スポーツ店によっては,正確な足のサイズを計測して,縦長とか幅広とか,その人の足の形に適したメーカーやモデルのシューズをオススメしてくれます。

計測や相談に無料で乗ってくれるので(ゼビオスポーツはそうでした),納得がいくまで相談したり,試し履きした上で決めましょう。

 

私の場合, 一見シュッとした縦長の足の形なのですが,測定したところ横幅がけっこうあるとのことで,オススメされたのはナイキとニューバランス

ナイキは残念ながらあまり気に入ったデザインがなく,ニューバランスの中から選んだのが以下のモデル。

 

初心者向きでクッション性等の機能面が申し分ないことに加えて,カラーやデザインがひと目で気に入りました。

 

 

見るたび,走るたびにテンションが上がり,走ることが楽しみになるので,お気に入りのデザインを選ぶことはとても大切です。

 

10.インソール】

<ポイント>

インソールは,「クッション性」というより,「ケガの予防」「パフォーマンスの向上」の観点で使った方がよいのかな,と思います。

 

クッション性に関しては,シューズである程度は確保できているので,それ以上は基本的に不要。

したがって,インソールを入れる意味は,足裏にフィットする形状のもので,足裏全体で地面を捉えて足の一部のみにかかる負担を減らすこと。

そのことにより,ケガの予防とパフォーマンスの向上が期待できるというわけです。

 

私は「カスタムバランス」というインソールを使用しており,なんとなく良いと思って使い続けています。

が,これまた率直に言って,「これはいい!」という確信は持てません(苦笑)

 

日本シグマックス カスタム バランスインソール ブルー 27cm

日本シグマックス カスタム バランスインソール ブルー 27cm

 

 

というのも,スポーツ店のオススメに従って足型を計測して製作。

以来,マラソンとバドミントンで5ヶ月間ほど使用していますが,以前と比べて明らかな疲労軽減やパフォーマンス向上等の違いは感じないからです。

 

もともと,趣味でバドミントンをしており,

リオ五輪で女子ダブルス金メダリストの松友美沙妃さんが「カスタムバランス」を使用していると知り,「金メダリストがオススメするなら,悪いものではなかろう!」と使用を決断。 ←実績のあるアスリートに弱い(笑)

 

また,ずっと腰痛,膝痛に悩まされていたバドミントン仲間が,このインソールを使うようになって劇的に痛みから解放された!ぜひぜひ!と,いろんな人に熱心に勧めているので,きっと効果がある人にはあるのだろうな,と思います。

 

走った後に足裏が痛くなる人,腰や膝が痛い人は試してみる価値はあると思います。

 

【まとめ】

10個ほどのアイテムを長々と紹介してきましたが,ここまでお読みいただきありがとうございます!

私が実際に使ってみた体験談として,「良いものは良い!」「わからないものはわからない!」と率直に紹介しました。

 

もちろん,スポンサー企業の宣伝ではなく(笑),実際にお金と時間をかけて私自身が検証した結果なので,少しでもお役に立てば幸いです(^^)

 

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