「健康長寿」究極の挑戦〜NHKスペシャルより〜

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2018年3月25日に放映されたNHKスペシャル「健康長寿〜究極の挑戦〜」。

50分の放送内容を、5分で読める内容にまとめます!

【目次】

【運動が病気を予防&治療!メッセージ物質】 

現在、日本人の死因の1位は、がん。

2位は心臓病。

がんは2人に1人がなり、3人に1人が死亡。

 

冒頭、14年間で13回がんにかかった元新聞記者が紹介されます。

同じ臓器ではなく、複数の臓器に転移を繰り返してきました。

なぜ、そのようなことが起きるのか?

 

キーワードは、「エクソソーム」と呼ばれるメッセージ物質。

人体は、臓器同士が直接メッセージ物質を交換して調節を図っており、がん細胞も「もっと栄養をくれ」「もっと血管を伸ばしてくれ」「攻撃しないでくれ」「ガードを解除してくれ」といったメッセージ物質を出して、増殖したり様々な臓器へ転移します。

一説によれば、エクソソームは100兆個もあるとか。

 

そこで最新の研究では、がんが発するエクソソームに「目印」をつける薬を開発。

「目印」をつけることで、例えば免疫細胞に対する「攻撃しないでくれ」というがん細胞のメッセージ物質を無効化し、しっかりやっつけてもらいます。

アメリカでは、この「目印」に光を当てると、付着しているエクソソームごと破裂させる治療法が研究されています。

【運動が病気を予防&治療!筋肉に注目】 

また、がん細胞の治療として「筋肉」に注目。

「運動させず筋肉のないマウス」と「運動させ筋肉のあるマウス」のがんを比較すると、後者は前者の3分の1という結果に。

人間に当てはまるかはまだ研究中であるものの、「運動が薬として処方される時代が来るのではないか」と説明します。

 

次に、日本人の死因2位である心臓病。

心臓の細胞は、50年たっても3割程度しか入れ替わらず、心筋梗塞によってダメージを受けた細胞が再生できないことが課題とされてきました。

しかしこれも、「心臓の細胞を再生してくれ」というメッセージ物質を投与することで、マウスの実験では明らかな効果が出ており、1年以内に臨床試験を始める予定です。

【運動が病気を予防&治療!骨に注目】

また、骨の出すメッセージ物質にも注目。

骨は運動の刺激を受けることで、筋力・記憶力・免疫力・精力の向上、老化防止、修復力強化のメッセージ物質を出すことがわかっており、アメリカのベンチャー企業ではこれを健康長寿に活用することを研究中です。

 

山中伸弥教授が「私が大学時代に学んだ医学は何だったんだろう」という話が印象的でした。

それくらい、医学の日進月歩は目覚ましいのですね!

インフルエンザ明けで少々気が弱っている私は、最前線で使命感を持って研究に取り組む医師たちの姿に感動を覚え、目頭が熱くなってしまいました。

【運動が病気を予防&治療!まとめ】 

研究の方は専門家にお任せするとして、がんや心臓病を予防するため私たちが今日からできること,それは運動です!

運動は大切です!!

運動を生活習慣に取り入れて、健康長寿を目指しましょう!!!

  
 

 

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