立ち会い出産の流れと感想

立ち会い出産の流れと感想

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私は妻の出産に2回(長女,長男)立ち会った経験があります。

 

立ち会い出産前は,「怖さ」がありました。

 

生まれてくる瞬間が衝撃映像すぎて,失神する男性がいるとか(笑)

妻を「母」としてしか見られず,「女性」として見られなくなるとか(汗)

 

立ち会い出産の流れとは?

率直な感想とは?

 

長女が生まれた際の,リアルな「立ち会い出産の流れと感想」を紹介します!

【目次】

立ち会い出産の流れと感想事前講習

出産の3ヶ月前,立ち会い出産に関する事前講習を1時間ほど受けました。

 

4キロほどあるリュックをお腹に抱えて妊婦の状況を体験する実験と,出産の映像を見せてもらったほか,こまかい内容はおぼえていません(笑)

 

ポイントは2点。

 

・立ち会い出産についての,夫婦それぞれの意思確認

・妻の大変さを理解し,安心して出産できるよう夫がサポートすべし

 

妻は立ち会い出産を希望するけど夫はイヤとか,反対に,夫は立ち会い出産を希望するけど妻がイヤとか,いろいろなパターンがあるため,夫婦の意思確認は大切です!

 

出産の映像を見せられた際は,なんともいえない気持ちになりました。

 

「これが生命の誕生の瞬間か!」「なんて荘厳なんだ!」という感動よりは,「やっぱ大変だな…」「ヌルッとした血の感じが生々しい…」(苦笑)

 

男は女より血に慣れてません(汗)

 

正直,「よし,立ち会い出産するぞ!」というより,「大丈夫かな?耐えられるかな?」と不安になりました。

 

でも,初めての立ち会い出産なんて,そんなもの。

「絶対,ムリ!」という拒絶反応が夫婦双方になければ,問題ありません!

 

特に,妻が立ち会い出産を希望するのであれば,夫はなるべくその意向に沿ってサポートしてあげた方がよいでしょう。

 

事前シミュレーションする意味で,一度,出産映像を見るのは大変参考になると思います。

立ち会い出産の流れと感想5時】

ここからは,立ち会い出産当日の流れを紹介します。

 

出産予定日を過ぎたある日,妻は痛みが来た!というので病院へ行ったところ,「こんなもんじゃないですよ。まだですね」と帰されました(笑)

 

初産の場合,陣痛がどれくらいの痛みなのか,わからないんですね。

 

翌朝5時,妻が「たぶん今度は本物!」というので,一緒にタクシーで病院へ。

今度は受け入れてもらえました。

立ち会い出産の流れと感想午前】

病院に受け入れてもらえたものの,「ふつうに話せるくらいの痛みでは,まだまだ!」「子宮口が開いていない」といわれ,歩き回ることを勧められました。

 

妻は痛い,痛いと言いながら,病院の廊下の手すりにつかまり,懸命に歩き回りました。

 

「お昼頃には生まれるかな?」と思い,妻も私も朝ご飯を食べそこねてしまいました。

立ち会い出産の流れと感想:午後】

次第に痛みが強くなってきたので,妻はベッドに横たわりましたが,生まれる気配はなし。

 

そうこうしているうちに,同じく早朝に入院した隣のベッドの妊婦さんたちが,次々「オギャー!」と産み始めました。

 

妻と私は「また産まれた!」「夕方までには産まれるかな?」と迷ううちに,昼ご飯を食べるタイミングを逃してしまいました。

 

そして,なかなか強い痛みが来ないので,再び病院の廊下を歩き回り始めました。

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立ち会い出産の流れと感想:17時

本格的に痛みが強くなってきたので,ベッドから分娩台へ移動。

 

このとき,17時。

 

深呼吸を繰り返し,いきみますが,なかなか子宮口が開きません。

そうして19時,20時,21時と時間が過ぎ,妻の体力の消耗が激しくなってきました。

 

昼ご飯に続き,夕飯を食べるタイミングも逃してしまいました。

立ち会い出産の流れと感想:22時】

いよいよ子宮口が大きく開き,「ここからが本番よ!」と助産師さんが叫びました。

 

「ええっ?早朝から今までのは何だったの!?」といいながら,懸命にいきむ妻。

 

いきむ行為は潜水に似ています。

 

数秒間「ハッ!」と息を止めては,「フ〜ッ」と吐き出す。

妻と呼吸を合わせてやってみたところ,頭がくらくらしてきます。

 

いきみが終わるたび,お腹の赤ちゃんを子宮口から中へ戻すため,電動の分娩台がウィーンウィーンと上下左右に動き,強い陣痛が来ると再び水平になります。

 

それを,何度も何度も繰り返します。

 

爪が食い込み青あざができるくらい,妻は私の腕を何度も何度も,繰り返し握ります。

 

しかし,朝から何も食べておらず体力の限界を迎え,いきむ力が弱ってきたため,陣痛促進剤を注入しました。

立ち会い出産の流れと感想出産

24時,最大レベルの陣痛が訪れました。

これでダメなら,いよいよ帝王切開

 

妻は力を振り絞り,24時30分,ついに出産!

 

赤ちゃんの頭や体が出てきた瞬間はかなりの衝撃映像でしたが(苦笑),「やったーっ!」と安心と喜びが一気に押し寄せてきました。

 

次の瞬間。

 

血まみれの胎盤がズルリと出てきてドシャッと床に落ち,これまた卒倒するくらいの衝撃映像を目撃しました(汗)

 

その後,赤ちゃんの体をきれいに拭いてもらい,腕,足,指などが揃っていることを確認し,「ほ〜っ」と安堵のため息が出ました。

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立ち会い出産の流れと感想:カンガルーケア

病院の勧めに従い,産まれてすぐの赤ちゃんを落ち着かせるため,母親のお腹の上にぴたっと抱っこさせる「カンガルーケア」を行いました。

 

産まれた赤ちゃんが泣くのは,体内から出て母親と離れるのが不安なためだそうです。

たしかに,カンガルーケアをしている間は安心なのか,まったく泣きませんでした。

立ち会い出産の流れと感想:食事

すっかり落ち着いた赤ちゃんを預け,ベッドから立ち上がろうとした瞬間,妻はフラフラとあおむけに倒れ込んでしまいました。

 

出産で完全に体力を使い果しており,立ち上がる元気も残っていなかったのです。

 

車椅子を借りて病室へ移動し,私はちらちら雪が降るなかコンビニへ晩ご飯を買いに。

 

妻も私も,30時間くらい食事を摂っていません。

 

「しっかり体力回復させないとね!」と,妻はガッツリ焼肉カルビ弁当を完食(笑)

立ち会い出産の流れと感想まとめ】

男性の私には,出産の苦労はわかりません。

しかし,立会い出産することで,多少なりとも女性の苦労を想像することはできました。

 

妻にとっても,ずっとそばにいたことは,多少なりとも心強かったようです。

 

ただ,なかなか産まれてこないまったりした時間に携帯ゲームをしたことは,後日ネチネチいわれる原因になりましたが(苦笑)

 

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