【2018年版】預金よりずっとオトクな投資信託のススメ

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結論。

預金より投資信託の方がずっとおトクです。

私は20103月に投資信託を開始し,20185月現在,8年間で140%=1.4倍。

たとえば,100万円の投資をしていたとしたら,140万円に増えたということです。

 

仮に銀行に預金していたら,どうだったでしょうか?

現在の銀行金利0.001%というレベルなので,100万円預けても数千円しか増えません。

「でも,投資信託は元本保証がなく,減るリスクもあるでしょう?」と思ったあなた!8年前,私も全く同じ考えでした(笑)

 

でも,大丈夫です。今回は,元本割れを回避しつつ,着実に増やす投資信託について紹介したいと思います。

 

投資信託で絶対に元本割れしないことはありません。今回紹介する内容は,自身の経験に基づき自信を持ってお勧めするものですが,判断は自己責任でよろしくお願いいたします^^

 

【オススメの投資信託

早速ですが,下記の条件を満たす投資信託商品がオススメです。

 

①手数料が安い

投資信託には,「購入時手数料」と「運用管理費用」の2つの手数料がかかります。

投資信託商品のリターンは,ざっくりですが年37%くらい。仮に,計2%の手数料が投資信託会社に引かれると,どうなるでしょうか?

7%のリターンがあっても5%に減り,3%のリターンなら1%しか残りません。

したがって,「購入時手数料」がゼロ(ノーロードと言います),「運用管理費用」が1%未満の商品がいいでしょう。

 

②インデックス投信

インデックス投信とは,たとえば日経平均株価と同様の値動きをする商品のこと。

したがって,市場平均と比べて大きく上がることも下がることもなく,高い給料を必要とするファンドマネージャーに頼まなくても,低い手数料で平均的なリターンが期待できます。

 

分散投資

株式,債券,国内,海外の4つに分散投資します。

具体的には,「日本株式」「日本債券」「海外株式」「海外債券」の4つに分散投資することで,リスクが分散できます。これにより,世界中の経済を対象に投資ができ,自動的にリバランスが図られます。

あらかじめ,4つがパッケージ化されている商品があるので,それが便利です。

 

④分配金を全額再投資に回し,毎月の自動積立が可能

人間は目先の小さな利益を重視しがちですが,運用によって得られた利益はすべて再投資に回しましょう。複利効果について後述しますが,中長期的には絶対にその方がオトクです。

 

また,「ドルコスト平均法」を聞いたことがあるでしょうか?1回でドカンと投資するのではなく,毎月定額をコツコツ積立てる方式です。

これの何がすごいかというと,上下に値動きするほど着実に増えていくことです。

イメージが難しいと思うので,毎月1,000円を自動的に積み立てるモデルケースを見てみましょう(わかりやすくするため,単純化しています)。

 

1ヶ月目>

A銘柄(600円)1口,B銘柄(400円)1口を購入。

 →投資総額=1,000

 →評価額=(A銘柄×1口)+(B銘柄×1口)=600円+400円=1,000

 

2ヶ月目>

景気が悪くなり,A銘柄300円,B銘柄200円に下がる。A銘柄2口,B銘柄2口を追加購入。

 →投資総額=1,000×2ヶ月分=2,000

 →評価額=(A銘柄×3口)+(B銘柄×3口)=900円+600円=1,500

 

3ヶ月目>

景気が良くなり,A銘柄600円,B銘柄400円に戻る。A銘柄1口,B銘柄1口を追加購入。

 →投資総額1,000×3ヶ月分=3,000

 →評価額=(A銘柄×4口)+(B銘柄×4口)=2,400円+1,600円=4,000

 

あら,不思議。

3ヶ月目のA,B銘柄は,1ヶ月目と同額に戻っただけなのに,評価額は投資総額に比べて1,000円も高くなっています。これが,ドルコスト平均法のマジックです。

要は,景気が悪くて安い時にたくさん買い込み,景気が良くなるとそれが値上がりするので,もうかるという仕組みです。

 

⑤信託期限が無期限であること

投資信託の必勝のコツは,複利効果を最大限に生かすこと。そのためには,信託期限が5年や10年ではなく,無期限のものを選びましょう。

 

複利効果を侮ってはいけません。アインシュタインは,「複利こそ人類の偉大な発明だ」と言ったとか,言わないとか。

72の法則」を聞いたことがあるでしょうか?

複利で運用した場合,投資総額の倍になる期間を簡易的に計算できる方法です。

 

たとえば,毎年10万円を積み立てた場合,年利3%の複利であれば72÷324。つまり,24年で投資総額10万円×24年=240万円が倍の480万円になります。

年利6%であれば72÷612。つまり,12年で投資総額10万円×12年=120万円が倍の240万円になります。

 

⑥純資産残高が一定額以上あり,増え続けているもの

純資産残高が 30億円以上あり,資金が流入状態にある投資信託を選びましょう。

資金が流出状態にある投資信託は運用難状態に陥り,ますます運用成績を挽回できず,繰上償還措置が取られることがあります。

 

投資信託で利益をあげるには長期運用が前提】

ここまでお読みいただき,冒頭の「投資信託は元本保証がなく,減るリスクもあるのでは?」に対する答えが想像できたでしょうか?

お察しのとおり,1年とか2年とかの短期運用であれば,その時々の景気変動により,元本割れのリスクはあります。

 

しかし,上記のとおり,株,債券,国内,海外に分散されたインデックス投信をドルコスト平均法で運用する限り,一時的,地域的なリスクは限りなく分散・低減され,長期になるほど元本割れのリスクは低くなります。

つまり,地球の人口が増え続け,世界の経済成長が続く限り,その波に乗ることができるのです。

 

発展途上国はじめ,世界にはまだまだ経済成長の余地がある」「今後も地球全体で持続的な発展が可能だ」と信じられる人は,長期運用の投資信託に向いていると言えます。

反対に,「これ以上の経済成長は限界だ」「短期間でガッツリ稼ぎたい」という考えの方は向いていないでしょう。

 

【おわりに】

本来,投資とは,何か事業をやりたいけれども資金がない方のために資金を援助し,成功した場合には利益の一部を還元してもらうものです。

 

数万円と言わず,数千円でも手元に余裕資金があるとしましょう。

それを投資して有効に活用してもらうことで,事業の実現成功に貢献できます。

そして,事業の実現成功は,より良い社会への発展につながり,事業利益の一部が自分へ還元されるならば,「相手よし」「社会よし」「自分よし」の「三方よし」となります。

 

預金よりオトクな投資信託,始めてみませんか?

 

【参考図書】

・「お金は銀行に預けるな」(勝間和代著,光文社新書

→私はこの本を読んで金融リテラシーの大切さに目覚め,投資信託を始めました。感謝,感謝,感謝の1冊です。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

 

 

・「投資信託はこの9本から選びなさい」(中野晴啓著,ダイヤモンド社

→「で,具体的にどの証券会社の,どの商品を買えばいいの?」に丁寧に答えてくれる,わかりやすい1冊です。